「仕組みが大きく変わってしまうのでは」「ミスが増えるのでは」と感じられたかもしれません。
でも中身を分解すると、とてもシンプルです。
輸出のお仕事の流れ(引合〜入金)は今までと同じ。そのうちの、ごく一部の「単純作業」だけをAIに手伝わせる。それだけです。
カードをクリックすると、茶谷産業様の実際のお仕事に近い例が出ます。
いちばん大事な考え方は「AIに、分からないときは分からないと言わせる」こと。
信号機のように3つに仕分けて、あやしいものだけ人の目に通します。
文字もきれいで、台帳の内容ともぴったり一致。人は最終承認だけで済みます。
文字がかすれている、取引先名の表記が違う、金額が合わない。色を付けて人に回します。
規制に触れる可能性、書類同士の食い違い。AIは絶対に自分で先に進めません。
| 送り主 | 品目 | 金額 | AIの判定 |
|---|---|---|---|
| ヤマト化成工業 | ステンレス継手 SUS304 | ¥1,240,000 | 未処理 |
| 東邦鋼機 | 鋼板コイル 3.2mm | ¥2,150,000 | 未処理 |
| 第一精機 | ボールベアリング 6204 | ¥318,000 | 未処理 |
| 中央樹脂工業 | 塩化ビニル樹脂 25kg×40 | ¥864,000 | 未処理 |
| 南洋トレーディング | 精密バルブ VX-2200 | $12,400 | 未処理 |
5件のうち3件は自動、2件だけ人が見る。件数が増えても、人の確認する量はほとんど増えません。
「どこからその数字を持ってきたか」が横に出ます。確認が"読み直し"ではなく"見比べ"で済みます。
審査の回数も承認ルートも減らしません。今ある最後の砦は、そのまま最後の砦として機能します。
直した内容が記録され、同じパターンは次から正しく処理されます。使うほど人の手が減ります。
いつもの仕事をこの仕組みに通すだけで、記録が副産物として勝手に溜まっていきます。
これが、業務の見える化・標準化のいちばん現実的な進め方です。
「(株)◯◯」「◯◯商事」が同じ会社だと分かる対応表。品番の呼び方の違いも同じように溜まります。
誰が・いつ・なぜOKにしたか(なぜ止めたか)が残ります。ベテランの判断が形になります。
国・商材・顧客ごとの違いが、実務を回すだけで自動的に集まります。
審査の回数も、承認のハンコも、今のまま。
AIがやるのは見比べる・揃える・書き写すだけ。決めるのは人。
メール・Excel・チャットなど、今の使い慣れた道具を継続。
むずかしそうに見えるお話も、
分解すると「見比べる」「揃える」「書き写す」の3つです。
そして、迷ったところは必ず人に回る。記録は勝手に溜まる。
今回はこの3点だけ持ち帰っていただければと思います。